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2次避難の実情


2次避難の方の支援をここ何日間か行ってきました。


2次避難者を受け入れているのは、周辺の温泉地の高級旅館から、都市立地のビジネスホテルまで様々です。


訪問活動を通して、日を追うごとに、自分自身のメンタルが疲れてゆくのがわかりました。


たくさんの方と初めてお話しをし、その思いを伺うということを繰り返しましたが、それ以上に「疲れた」その理由は別にあります。


2次避難を受け入れている旅館・ホテルには国からひとり1日あたり1万円が支払われます。


このため、「一万円」のために空き部屋を埋めるためが目的のホテル・施設と、「人道支援」

という理念で避難者を受け入れている旅館では、その待遇に大きな格差が出てしまいます。


北陸新幹線の延長キャンペーンと重なっている微妙な時期ですので、どの施設も観光客を誘致したいでしょう。そんな中、避難者に部屋を割り振る「人道支援」を行う旅館・施設に敬意を表します。

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さて、「ひとり一万円」が目当てのところは我々支援者に対し、警戒と敵意、時には嘲笑を向けて我々と避難者との接触を妨害してきます。


見られたくないことがあるのかもしれません。


避難者への対応と、避難者のおかれている実情を隠したい、という意図が垣間見えます。


2次避難者に対する行政の相談会や、報道が入るのは、ごく一部の「優良旅館」なので、

「一万円部屋埋め」の三流旅館から、ここまで我々が「ブロック」されるとは予想していなかったのは、僕の甘さです。


これが「疲れ果てた」の原因です。

「一万円」目当ての施設への、やり場のない怒りに、僕は自家中毒を起こしてしまったのです。

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