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心の災害(1)

FBで五月雨的に活動報告をupしてきましたが、正直、SNS上では表現しづらい内容が6月以降は多くなってきました。


「相談支援」を行った場合、その内容によっては、「報告」が誰かの不利益になる事が多々あります。特に「心の問題」や「人間関係の問題」はとてもデリケートです。

一般化した上で「時間差」を利用して、まとめて記すこととします。


6月以降、支援者の方々から多くの相談がありました。


その中から、支援者の方の「燃え尽き」と思われる「一般化した」事例です。

…………………………………………


・・・災害の現場はストレスに満ちています。

活動には危険が伴うことも多々あります。

劣悪な環境下、的確な判断を求められるため常に気が張っている状態が続く時もあります。


そんな緊張状態の中、命を守るホルモン

「アドレナリン」を脳が(身体が)分泌します。どんな効果があるのでしょう?


*頭が冴え、「やる気」に満ちていると感じる

*自己肯定感、万能感・多幸感が高まり多弁になる

*長時間の緊張下に耐えられ、疲労を感じない


・・・こうして列挙すると「良いことだらけ」のように思われますが、注意しなければならないのは、この「効果」は精神的な「依存性・中毒性」がある、というところです。


「エネルギッシュで、常に的確な判断の元に行動するスーパーマンのような自分」

・・・この魅力的な状態を続けるために頑張り続けてしまうのです。


「アドレナリン」を無尽蔵に生産できる人はいません。頑張り続けるうちに枯渇します。

この状態が「燃え尽き」です。

上に列挙した「効果」の真逆のことが起こってきます。・・・


*全てが「つまらない」と感じる。動きたくない。連絡も取りたくない、何でこうなってしまったのだろう・・・


「燃え尽き」は「アドレナリン依存症」の結果なのです。


『あの人、ずーっと頑張ってるなあ。頑張り過ぎじゃない?大丈夫かな?』

こんなことを感じたら、なるべくコミュニケーションをとって優しく話を聴いてあげてください。そして、「オフの時間」をとって休息する手助けをしてあげてください。


災害サイクルと呼ばれるものの中に、

「ハネムーン期」と「幻滅期」というものがあります。「幻滅」を防ぐためには、自分のペースで焦らずに行動する事が大切です。


自らも被災しながら、支援する側でもある。

自助は当然、共助や公助の担い手でもある。

そんな方たちを、広い意味で「ピアサポーター」と呼んで差し支えないでしょう。

このような方は、やはり頑張りすぎる傾向があるようです。


「幻滅」を防ぐためには、「立ち止まって、落ち着いて周りを見渡す」ことが大切です


私たちは、こんな方々をサポートする活動を行っています。


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