活動報告 珠洲市・七尾市
現在、珠洲市と七尾市で活動中です。 発災から一か月、避難所や自主避難施設への物資ニーズは次々と変化し、
情報とスピードが求められましたが、今月半ば過ぎあたりからようやく落ち着いてきました。
しかし、写真からもお分かりのとおり、撤去や片付けは全く進んでいません。
半島での災害の大きな特徴といえるでしょう。
「人手が送り込めない」というジレンマに、行政・社協の人たちも苦しんでいることでしょうが、
緊急支援→人的支援→インフラ整備→環境整備という優先順位のもとにコントロールされていると考えることもできます。
実際、零細な自主避難所などの状況把握も進んでいて、(当然、自治体ごとに温度差はありますが)
行政による人的支援は3.11の時より、情報提供も含めかなり進んだ印象があります。
しかし、被災された方々の声を聞くと、皆一様に「今後のことが不安」と仰います。
そこで、過去に被災された方々から教えていただいた「被災後の生活の知恵」ともいえる情報を、
「瓦版」という形で定期的にお届けすることにしました。
1・2枚目の写真は、珠洲市蛸島近くの様子です。
片側1車線しか通れませんが、すれ違う車も稀です。
静まり返っていて、風の音だけが通り過ぎていきます。
3枚目の写真。 「道を間違えるとこうなる!」という見本のような状況です。
雪の残る林道の先にある集落を初めて訪ねた時の1枚。
まだ、通行禁止などの表示もされていませんでした。
このような状況ですから、一般ボランティアさんの活動に制限がかかっているのも理解できます。
しばらくすると、家屋の片付けや災害ゴミの搬出などボランティアさんのパワーが求められる場面が来るでしょう。 その時に備えて、行政・社協と支援団体の連携構築などのコーディネートに、多くの時間を費やしてゆくことになると思われます。
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